百聞は一見に・・・

福島県美術館の若冲展だけ見て、後は予算が無いので読書とPCに籠るつもりだったけど、奥さんの機嫌が警報レベルまで悪化してきたので3匹で娘の所まで行ってきました。宮城県石巻市のなんちゃってオジサンには茨城県稲敷・・と言われてもどんな所か見当もつきませんでしたが、早朝、霞ケ浦を見てみたい(60年の人生で初めて・・)と言ったら、見渡せる大きな公園があるというので娘が起きる前に・・と出掛けました。「海だべか・・と思ったら・・」そして風車と水車・・。さすが黄門様は大した治世をなさいました・・と大きな観光看板を拝見しましたら「予科練平和祈念館」に目が留まりました。あれっ??ここだったの??「わ~か~き血潮の・・」あれっ??すぐそこ??奥さんが「娘が起きる時間だし・・」と慌てるのを無視して開館を待ちました。本館左に私がその存在を初めて知った時から「ありえないし・・ありえないし・・」と50年ぐらい思い続けている回天がオープン展示されていました。涙腺が少し開きました。本館右に格納庫がありますが、多分、展示しきれない錆びた実存の残骸みたいなのが山積みなのか・・と思いました。開館時間が近づいてきた時、職員の方々が白い手袋をして格納庫に向かって行きました。あれっ??これって何かを運ぶんだよね・・と引き寄せられました。シャッターの左隅から開き始めると翼の右端が見えました。「ゼロだ!!」本当に予備知識を持たないでお邪魔したのにジャストミートしてしまい、二日経っているのに未だモールス信号がピ~~のままで涙腺が100%開きっぱなしなのだ・。

右でも左でも無い・ただの日本人です・・と自負しているのだけど、完全に引いている奥さんから見ると軍爺なのかな~?