イオンシネマでfukusima50を観てきました。震災前、奥さんと邦画を見に行くといびきをかいて寝てしまったり、時間の無駄じゃ・・とか言って途中で一人退席してしまったりしたので「私は行きません。一人でどうぞ＃＃」とにべも無かった。が、車中で原作者の門田さんがいかに綿密・詳細に取材をして事実を書き上げ、反日メディアが決して流さない現場の汗を拾ったか・・（門田さんがイクちゃんに言ってた）を披露したら、私も観る・・。という事になった。
石巻はまだ武漢肺炎が確認されていませんが、館内に平気で咳している爺様がいたら嫌だな・・と思い、観に行く事はあきらめていました。が、本当に久しぶりにフリーな昼飯を食べながらイオンシネマの予約状況を見てもらったら・・予約ゼロ・・もしかして貸し切り～～と分かったので向ったのでした。（ちなみに茅のハンバーグっさ・）

入場する時点で意外にも私のイオンシネ鑑賞史上最多の観客が開場を待ち並びました。もし肺炎騒動が無ければ満席になったかもしれないと言っても過言でないと思いました。で、門田さんも言っていましたが吉岡君のあのセリフでドバっと涙腺が開いてしまいました。お隣のご夫婦の奥様はここからエンドまでず～～とぐすぐすいってました。
あの瞬間、あの人が総理だった不幸、官房長官だったあの人が嘘をつくとき汗だくになる事、その時間・・あ～自分達はクローズされた首都高の下で横浜から板橋に向かってたか・・NHKのアナウンサーがアブタ地区アブタ地区と言っているがそれは蛇田だよ・・と思った事等が頭をよぎりました。あっそうか・9歳以上の3県の人はこの瞬間を共有しているんだ・・と気づきました。

富岡高校は校舎のじき前に人工芝の公認サッカーグラウンドが緑緑と拡がり実にうらやましい環境でした。高校女子サッカーの全国大会出場枠(東北第三代表)をかけてわが娘のチームと、散りじりになった富岡高校女子サッカー部の選手達が試合開始直前に集まり対戦した試合を応援に行く事ができました。７月だったかと思う。fifaルールより一人少ないような気がしたが、一進一退の攻防の末、守備の隙を埋めるため上がらざるをえないキーパーの頭上をローング ループシュートが➰➰⚽と決まり３－２でゲーム終了…肩を寄せあって泣き崩れる選手達の姿は忘れることができません。

家に帰ってきても、今の自分は残る勇気を持っているだろうか、と自問しながらそう言えば門田さんが小高高校の先輩後輩、、、と言っていたのを思い出しGoogleってみたら南相馬の高校だった。そうか、馬追いで有名な南相馬か、、、根がサムライ・もののふ・だったのね、、、納得した。